怪我の功名? 思い切って方向変換

製造業に携わっていたのですが、作業中の怪我がきっかけで退職を検討しました。もともと工作は子供の頃から得意な方ではなかったので、今一度自分の特性を棚卸し、趣味や特技が活かせる職業に就きたいと思い行動に起こしました。製造業はコネで就職したのですが、業界のことをリサーチせず、言われたまま入社してしまったのが失敗の原因だったと思います。機械相手に黙々と同じ作業を繰り返す事よりも、人とコミュニケーションを取る接客の仕事をしてみたい、出来るなら趣味の車に関連した仕事をやってみたいと思ったのが始まりでした。

退職を決意したのは

 作業中に怪我をした時です。どんな症状であれ、製造現場で怪我をする事は安全不履行のレッテルを貼られます。ましてや私の場合は10針以上を縫う大怪我。さすがに居づらくなったのと、まだ20代だったこともあり、自分の適職について真剣に考え退職を決意しました。 怪我が完治してから1か月経っていたと思います。就職から3年近くが経ち、仕事に慣れてきたのかなあと思っていた矢先の怪我だったので、今考えれば「この仕事は向いていないから、若い間に方向を変えなさい。」という何かのお告げだったのかもしれません。

会社を辞めるために旧勤務先で行ったこと

 まず、直属の上司と面談の機会を作ってもらい、そこで退職届を提出し受理されました。すぐに辞職のための手続きを取ってもらい、希望通りの退職日で承認されました。退社の時にトラブルはなく、円満に辞めることができ、送別会まで開いてくださいました。ただ、その後もやり残していた作業があったので、引継ぎと次の職種が見つかるまでのつなぎも兼ねて1か月アルバイトとして残りました。上司としては、せめてものプレゼントという事で置いてもらったのだと感謝しました。同時に、車の運転が好きという事で教習所に通い、大型二種免許を取得しバスの運転士を目指しましたが、そこの教官に誘われ、結局そのままその学校に就職しました。

新しい会社、良かったこと悪かったこと

 機械相手の黙々とした毎日と違い、いろんな人と接する仕事に激変したため、とにかく毎日が刺激的でした。資格を取るための勉強も順次させてもらったので、スキルアップが目に見えて充実しているなあと思いました。ただ、勤務体系は不規則になり、土日祝日は出勤して当たり前、更に残業も遅くなり、忙しい時期は休みなしの連勤という、今までにない過酷な労働体系を味わってしまいました。更に仕事柄、体を動かさないので、30キロも太ってしまいました。

旧会社の社員とのその後の関係

 カレンダーどおりの勤務体験から一転、平日休み中心の変則シフト制になったので、旧会社の社員とは完全に疎遠になってしまいました。あれだけ社内では仲良くしていた元同僚やお世話になった先輩とも、退職と同時に縁が切れてしまいました。本当に悲しかったけど、怪我して迷惑かけて辞めたので、当然ですよね。しかし、新しい職場ではすぐに新しい仲間と打ち解けあうことができたので、それはそれで良かったと思います。それだけでなく、資格取得中の仲間とも人間関係が出来ました。そして、長い年月が経つと、今度は向こうがお客様として訪問することもありました。更にご家族の方をお客様として連れてこられた先輩もいました。立場は完全に変わってしまっても、人の縁というのはそんなに簡単に切れることはないのだなあと痛感しました。転職すると、それまで一緒に働いていた仲間がお客様になることは多々あるので、転職する際はトラブルなく円満に退社してから次に進む必要はあると思いました。"