業績悪化をきっかけに

私は、機械加工により作る真空部品を作る会社に勤めていました。 この会社は世間でよく言われる中小企業で、あまり大きな会社ではありませんでした。 私の職種は、機会にプログラムを入力し、機会を操作する機械オペレーターでした。

ある時、社長から呼び出され、「中国で仕事があるのだが、行かないか?」と言われました。 仕事の内容は、配管プラント設備の配管工事という、機械オペレーターとは程遠い仕事でした。 とはいえ、海外での仕事ということもあり、興味を持った私は中国へ行くことを決めました

中国では、中国人4人に支持を出し、配管を繋いでいく仕事をしました。 毎晩12時頃まで仕事をし、それなりの給料をもらっていました。 3ヶ月を過ぎた頃、急に日本に帰国するよう指示が出ました。

帰国後、なぜ急に帰国することになったかということを聞きました。 中国での配管プラント工事の仕事はずっと続くということで話をもらっていたらしいのですが、諸事情により仕事をもらえなくなったそうです。 又、その仕事自体の利益はそこまで大きく無かったそうです。それなら打ち切りで帰国するという選択肢に至ったということです。 それから変わらず日常業務をこなしていましたが、中国への仕事をしていた頃から、経営状態があまり良くなく、給料カットされることになったのです。1月ならまだしも、毎月3日分の給料がカットされるので、さすがに転職しようと考えました。

給料カットの分強制的に休まされるので、その日を利用して、転職先を探しました。 2回目の転職なので、慎重且つ冷静に転職先を探すことができ、1ヶ月程して転職先の内定をいただきました。 転職先が決定したので、会社の人事に退職の旨を伝えました。 私はその部署で一番下だったので、後継ぎをしないといけないということもなく1週間程で会社を退職することができました。

それから1ヶ月程転職までに時間があったので、転職先での仕事の勉強をしました。 転職先での私の職種は、機械オペレーターではなく、購買資材担当の仕事でした。 購買資材担当ということで、物品購入はもちろん、資材の管理まで全般任される職種でした。入社すると66歳の上司にみっちり1年間指導してもらい、1年後には前任者は退職し、私1人で任されることになりました。

この会社に入社して目に見えてわかる良いことが3点ありました。①休日が全職より20日程多い。②家から職場の距離が近い。③給料が前職より良い。ということでした。 さらには会社の人間関係も良好で、かなり親しみやすい会社でした。 悪い点をあげるなら、昇給率が低いこと。そのため長期正社員の離職率が多いことです。 結局その後、悪い点も良い点に変わりました。 この会社は、利益はあるものの、昇給率が悪いということだったので、危機感を感じた役員の会議により、全社員2万円~3万円の給与底上げが行われたのです。

昇給率が悪いことで辞職した方には悪いとは思いますが、すごく得した気分になりました。これにより大手に引けを取らないぐらいの給料を持って帰ることができるようになったのです。 以前の会社には元々の知り合いの方もいて、たまに連絡が入ってきます。 又、会社経営が厳しく転職しただけで、人間関係は良好だったため、今でも毎年決まってバーベキューをするなど、前職場の方とは今でも良好な関係です。

転職するのに自分の不利にならないようにするには、自分の都合で辞職しないことだと思います。 会社の給料カットによる生活難だと思えば転職先での面接時にも説明はつきますし、働く意欲もあると思われるでしょう。 又、もし今の会社がだめになってしまっても、前職での職場関係の方から仕事情報をもらえる可能性もあるかもしれません。 転職するにも、自分のキャリアに傷つかないようきれいな辞め方ができればベストかなと思います。