仕事らしい仕事がなくて転職

わたしは今から3年弱前に退職し、転職をしました。 転職をしようとぼんやり思っていたのが辞める半年くらい前のことです。 動機としましては、「今この場にわたしの必要性はあるのか?」ということでした。

当時所属していた事務所は3ヶ月くらい前に前の事務所から異動してきたところでした。 入社したころから、良く言えばこれから忙しくなるであろう仕事のウォーミングアップ、 悪く言えば米粒のような仕事でした。 社会人になったからには、バリバリ働いて経験やキャリアを上げよう!というのがわたしのイメージ、憧れ、そして目標だったのです。 しかし、待てど暮らせど仕事内容が変わることはなく、 ようやく変化が出てきたのは入社4,5ヶ月経ったころで、 それはそれで理解に苦しむ難しい仕事、集中力がなかなか続きにくい仕事でした。 でもやっと「仕事」ができることの喜びでいっぱいになり、やる気が満ち溢れて来たんです。

ところが、突然別の事務所への異動を命じられました。 それから地獄のような日々を迎えることになるとは、当時のわたしは思いもしていませんでした。 異動先の空気は重苦しく、事務所内の雰囲気は最悪でした。窓ひとつないところだったので、だれかが思いため息をしようものなら事務所全体が暗くなってしまう、そんな場所でした。 その事務所には入社当時、事務職のイロハ(実はそんなことないですが)を学んだ女性の先輩がいました。

先輩には、事務所やお手洗いの場所、清掃の仕方や所属していた従業員の方の名前などありとあらゆることを教わりました。 そして、出社から退社まで世間話をしながらお菓子(結構壮大なケーキなどで食べていいはずがないです)を食べ、好きなお菓子や食べ物の話をすると、どんだけだよっていうほど毎日買ってきました。 この人だけが理由ならまだよかったんですが、 上司もお子様のような人で、気に入らないことがあるとすぐ怒るような人で、 言うなれば事務職に就いていた人たちはみんな最悪でした。 それをカバーするかのように現場作業員の方は皆さん優しくしてくれて、 おかげでストレスフリーになることができました。

が、不幸は終わりません。 コネ入社してきたパートさんに仕事を奪われ、 給料泥棒の日々が続き(ちょこちょこ先輩の手伝いはしていましたが5分で終わるものばかりでした)、 人事部の部長に相談するも無駄足でした。 これは早々に辞めなければまずいなと思いました。 動機ときっかけはこれが主を占めていました。転職は正直辞められればどこでもいい、そんな気持ちで最低限譲れない条件で仕事を探し始めました。 そして無事に仕事先を見つけ、退職の決意を伝えました。

退職前にしたことは、仕事がほとんどなかったので、 引き継ぐこともなかったんですが、 唯一したことといえば、ひとつ下の後輩にパソコンのシステムを説明するとともに、パワーポイントで説明書を作ったことです。 当たり前ですが、辞める直前、先輩は決まり文句のように引き留めました。 わたしがつらくても助けてくれなかった先輩でした。

新しいところはシフト制のサービス業です。よかったところは、給料形態が月給から時給になったにも拘わらず前職より給料が高くなったことです。 そして、だれかの仕事を盗ったり盗られたりということで複雑な気持ちを抱かなくなったことです。 悪いことは、シフト制なので時間感覚がずれ、生活リズムが崩れること、接客もするので、お客様から不愉快な言動やいちゃもんを付けられることが精神的にも肉体的にもきついことです。 前職の方とのその後の交流は、儀式的にお互いの誕生日を祝ったりするだけで、 外で会ったり遊んだり出掛けたりなんてことは一切ありませんでした。 当時のことを思い出したくもないので、 限られた人だけ連絡先を残しあとは削除しました。